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商品詳細
ミャオ族の古布 背扇(おんぶ用の布)
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ミャオ族の古布 背扇(おんぶ用の布)[F111-14]

販売価格: 84,000円 (税込)
[在庫僅か]
数量:

中国貴州省 黄平県の苗族 イ革家人(人偏に革)(読み グージャーレン)の人たちによるおんぶ用の布。

もともとは色鮮やかなものであったものを藍で染め直したもの。 遠目には、「色あせた古布」にしか見えませんが、よーく見ると、いろんな色が見えてきますし、またクラクラするほどの細かい手仕事で仕上げていることがわかります。

この古布を譲ってくれた貴州の女性によると、これほどの細かい仕事を仕上げるにはおよそ3年かかるだろうということです。

おそらく「平繍」と呼ばれる技法で、鎖状の紐(糸)でアウトラインを作り、さらにその中に別の色(当時は赤系と思われます。)の糸で埋めてあります。

苗族のおんぶ用の布は「背扇」と言い、貴州、雲南、四川などの苗族により様々なタイプが存在しますが、その多くが見事な刺繍やろうけつ染めがされています。この品物でも3年ということは、赤ちゃんが生まれてきてからでは間に合いませんので、想像するに娘が生まれたら、いつかこの子がお嫁に行き、子供を授かる日の為に、母親が仕立てるのではないかと思います。

山岳部の厳しい気候で将来の働き手である子供が無事に成長してくれるよう、邪気を払い、幸福をもたらすと信じられてきたモチーフを紋様にしているのも、特徴です。

若いお母さんは、母親が作ったこの背扇にわが子をくるみ、あんよが上手にできるまでは、大事に大事に背中におぶっては、日々の家事をこなすのでしょう。

当時、色鮮やかだった衣装やこの背扇は、持ち主が年をとり、おばあちゃんになると、藍で染め直して、また使われます。この布を見ると、そうしたヒトの営み、歴史を感じることができると思います。

中国の山岳部も今は高速道路ができ、情報や便利なもの、そしてナイロンやポリエステルの衣料品もたくさん入ります。赤ちゃんをおんぶする布もこうして愛情をかけて仕立てる風習は、どんどんなくなってきています。

世代を超えて使われてきたものであれば、その価値については何をか言わんやでありましょう。

 

商品詳細
サイズ(cm):幅60.5 丈70cm 
産地:中国貴州省
材質:木綿
時代:20世紀前半〜半ば 染め直しは20世紀後半か
配送方法:クロネコヤマト宅急便
お選びいただけるお支払い方法:代引、銀行振込、クレジットカード、ペイパル
到着時間の指定:指定可
他の写真
ところどころ薄っすらピンクがかって見えるところがあります。これは藍で染め直しをした名残で、かつては赤系の糸が使われていたことを思わせる部分です。
(画像をクリックすると大きく見られます)
太陽光のもとで見るとよりその微妙な色の具合が分かるかもしれません。
裏地は近年新調されたと思われます。
仕事の細かさをより理解していただくため、生地に虫ピンを立ててみました。
ピンの太さはおよそ0.8mmです。
3年かかるのも頷けますね。

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